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大学院に進学して心機一転、ブログを新しくしました。
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美丘

 超久々の更新なのに本の感想書きます、mikiemonです
近況は近いうちにまた更新しますっ

石田衣良さんの「美丘」が原作のドラマ、始まりましたね。
私は第一話見なかったんですけど、原作の方が気になっていたので、読んでみました

読み終わってまず思ったのは、キレイだなってことでした。
何がキレイかっていうと、風景とか気持ちの喩えとかの描写です。
読んでいて色のイメージがパッと頭に浮かんでくることが多くて、しかもそれが鮮やかで、読み終わった後にもよく残っているって感じでしょうか?
小説自体を読んだのも久々だったので、余計にそう思ったのかもしれないですけどね

話の筋は特別凝っているって訳でもないと思うんですよ。たぶん・・・
でも、この余韻が残る感じがたまりません。
言葉ってほんと不思議ですよね。

裏表紙に書いてあるあらすじの、「気高い恋人たちを描いたラブストーリー」って言葉がまさにピッタリだと思いました。特に、「気高い」って部分

生きてるってすごいことだし、愛するって深いことだなって感じさせられます。
落ち込んでる時に読んだら、せつないけど元気出るかも

市川拓司さんの「恋愛寫眞」とか「そのときは彼によろしく」をちょっと思い出しました。
この辺のが好きな方にはオススメかもです
| mikiemon | 読書 | comments(3) | trackbacks(0) |

博士の愛した数式

11月が始まったと思ったら、もう終わりそうな今日この頃です

今日も本の紹介です。
小川洋子さんの「博士の愛した数式」という小説です。

どんなお話かを簡単にいうと、交通事故で記憶が80分しかもたなくなってしまった老数学者と、そこで家政婦として働く「私」と、その息子のお話です。

とても淡くてあったかくて優しいお話でした

普段は、その病気のせいで少し気難しくなってしまった博士ですが、家政婦の「私」や息子とは、数学のいろんなお話と阪神タイガースでつながっていました。それだけだけど、それで十分でした。

博士は、いろんなことを思い出せるように、自分の背広にメモをたくさん貼っているのですが、朝起きて、「僕の記憶は80分しかもたない」というメモを見つけた時の博士が、ぽろぽろ涙を流すという場面がとても印象に残っています。

完全数とか友愛数とかも初めて知って、そういう面でもおもしろかったです。
最後が意外な終わり方でしたが、その場面を一度想像したら脳裏から離れません。

久々に、もう1回読んでみたいかもと思いました。私の場合、本は(文庫本だと特に)買って、1回読んだらお蔵入りって事が多いので。1回しか読まれない本はやっぱいかわいそうかなぁ

この本も図書館で借りて読んだんですが、図書館の本はいろんな人に何回も読まれて幸せだな〜なんて思っちゃいました。
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夜は短し歩けよ乙女

本の紹介です

森見登美彦さんの、「夜は短し歩けよ乙女」という小説です。ベストセラーだったのか、結構長い間、本屋さんの目立つ場所に置かれていて、ずっと気になっていたんです。表紙が、レトロな感じでなかなかかわゆい本ですよ。

図書館にあったから借りたんですが、読むのに結構時間がかかってしまいましたf^_^;
…というのも、この小説、言い回しや文章が独特で、今までに読んだことない感じだったので、それに慣れるのに時間がかかってしまって。半分を越えたらあっという間だったんですけどね

全体を通して、レトロな雰囲気が漂う小説でした。使ってる言葉や場面設定、登場人物も、どこか現代の雰囲気とは違うものを想像させられましたね。とは言っても、昭和な感じともまた違う、森見ワールドが展開されていたように思います。

また登場人物がカワイイし愉快なんですよね。実際にこんな人たちがいたら「変な人」で片付けられてしまうのかもしれませんが、小説の中だとすごくそれが生きてて。こんな子がいたらお友達になりたいなって思うくらい親近感が湧きました。

どんなお話かは全然知らずに読んだんですが、言うなれば恋愛小説でも、ファンタジーにも片足の半分くらい突っ込んでるかなっていう、愉快なお話でしたつまり何でもありな世界(笑)?これが合う人と合わない人とで、好き嫌いが分かれる小説かな、とも思うのですが、私は結構好きかも

冷静に読むと、「ストーカーじゃん!!」って突っ込みそうになりますが、ノンノン。天命を待つのは人事を尽くしてからってことですよ

しかし、フィクションもフィクション、こんな世界はどこから生まれてくるんだ!?ってくらい突拍子もないものやことが次々と登場して、読んでて思わず笑ってしまうこともたくさんありました。森見さんは、妄想力、もとい想像力がとても豊かな方なんだなぁと思いました。

次は何を読もうかなぁ。また、読んだら書きます
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図書館戦争

 今日は、本の紹介です

本っていつもは買っちゃうんですけど、さすがにハードカバーでシリーズ4冊も出てる小説なので、読んでみたかったけど文庫本になるのを待ってたんですでも、非常勤先の高校の図書館に行ったらあったので、思わず借りちゃいました

気づいたら図書館って久しぶりだったなぁ。市立図書館も、何かのついでに行ける場所にあればいいんですけど、そういう訳でもなくて。借りに行くのは良くても、返さなきゃいけないので、ついつい足が遠のいてしまってましたね。

本屋さんでは、小説だけ見ても出版社別に作者順で並んでいたり、ベストセラーの本が目立つ所に置いてあったりしますが、図書館は作者順で並んでいるだけ。なんだかすごく懐かしかったし、本屋さんは工夫されてるんだなぁって実感しました。

話がそれましたが、本の紹介します!!

まず一言、面白かったです

どんな内容なのかと思ってましたが、こういうのはライトノベルっていうのかな。図書館を舞台にしたフィクションで、現実の世界に近いんだけど、全く別の世界を作り出していて、好きだなって思いました。

簡単に言うと、表現の自由を守るために、図書館が自衛隊みたいなもの(図書隊)を持って、自由を剥奪しようとする政府系組織と戦うっていうお話です。命をかけて本を守る図書隊がカッコイイ

登場人物のキャラとかストーリーが分かりやすくて、どんどん読めてしまいました。amazonとかのレビューにも書かれていましたが、少女漫画ちっくかな。ただ、設定の説明っぽい部分になると、ページの中に漢字が多くて、始めは軽く怯みましたけどf^_^(←小学生かよって感じですがw)

登場人物のかけ合いのテンポも良くて、読みながら思わず笑ってしまう所も多々。私はやっぱりハッピーエンドが好きなので、期待を裏切らない終わり方にも満足でした

確かに設定の中にツッコミどころがないわけではないですが、それよりも、ここまでの設定を練ったことがすごいなっていうのが、私の素直な感想です。

あと、アニメや漫画にはなってるみたいですがドラマ化はしてほしくないかなぁ〜。実写になっちゃうと(アニメや漫画でもそうですが)、宣伝を見たりするだけでもいつの間にかそっちのイメージの方が強くなっちゃって、原作を読んだ時に自分の中で作ったイメージがすごく薄くなっていくんですよね。それがなんだか嫌で。


えーっと、話の内容はできるだけ伏せたつもりなので、紹介っていうより、感想に近くなっちゃったかな
本が好きな人にはぜひ読んでもらいたい一冊でしたシリーズ読破を目指しますっ
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黄色い目の魚

 今日は、本の紹介ですー

佐藤多佳子さんの「黄色いの魚」っていう本です。小説です。

これも、読み始めたのは春休みくらいだったかなぁと思います。本屋さんで、良さそうなポップが付けてあったので、読んでみようかな~と思って買ったんですよね

でも、半分くらい読んで、なかなか気分が乗らなくて、別の本に浮気してましたw
別の本も何冊か読んでしまったので、そろそろ最後まで読もうかなって思ったら途端に止まらなくなって、ここ2日で一気に読んでしまいました(^^:)

内容は、一口で言ってしまえば、高校生の青春小説かな。でもそんな単純な内容ではありませんでしたよ!解説にも書かれていたけど、爽やかな小説でした。その中に、大人と子供の間でもがく主人公たちの、葛藤とか切なさとか寂しさなんかが鮮やかに描かれていて、読んでいて引き込まれました。気が付くと、感情移入してました。

国語の教科書に載ってそうな小説だなって思いました。読み終わった後に、清々しい気持ちになれるお話だったなって思います。

それと、「絵」に関する記述がたくさんあって、絵が全然ダメな私にとっては新鮮でした。絵の世界の魅力に少し触れられたような気がしました(^_^)

何年も構想を練っていた作品のようで、登場人物のそれぞれのキャラクターがはっきりしていて(深みがあるって感じかな?)、実際にいる人のようにイメージできました。描写の力って、ホントにすごいなって思いました。

最近は、ミステリー小説を読むことが多かったので、久々にこういう本が読めて良かったです~もし、オススメの本などがあったら教えてもらえると嬉しいです
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探偵ガリレオ

8月も、もうすぐ終わりです。
この元気が出るテンプレートひまわりとも、もうすぐお別れです(:_;)

なので今日もブログを書きます。mikiemonですどら

今日は、読み終わった本の紹介です〜読書

最近ドラマにもなった、東野圭吾さんの「探偵ガリレオ」です。
実は、2週間くらい前に読み終わってたんですが、いろいろあって、書くのが遅くなってしまいましたアセアセ

内容は、5つの短篇がまとめられているもので、それぞれが全く違う感じでおもしろかったですき途中で犯人が分かっても、トリックは最後まで分からないので、一気に読みたくなる感じでした。

ドラマの方がコミカルな感じで描かれていたと思いますが、小説の方はまたそれで別の1つの世界ができているなぁと思いました。やっぱり、小説とドラマ(映画)は別物です。映像の方を先に見たときは、役者さんが演じている部分が、言葉ではどう表現されているのか、気になります。でも、映像には音楽がつくので、その効果は絶大だなぁと思います。

それにしても、小説やマンガを書く人たちって、どれだけ取材してるのかなって、いつも気になります。ガリレオに出てくるトリックだって、普通に生活してるだけじゃ絶対知り得ないし思いつかないから。

最近、何冊かの本を同時に読んでて、気分によって違う本を読んでるんですよねf^_^;また、その中のどれかが読み終わったら書きます〜。

あと、先週、伊勢に旅行に行ったので、それもそのうち書きますびっくり

では今日はこの辺で。さよならさよなら、さよなら。
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最高学府は…

前回の予告通り、今日は読み終わった本の紹介(?)を書きます〜き 

最高学府はバカだらけー全入時代の大学「崖っぷち」事情ー

という本です。バイト先の店長から借りた、新書です。
私、今まで新書ってほとんど読んだことなかったんですが、興味持てそうな題名だったので、借りて読んでみました。実は、3月くらいに読み始めて9割くらい読み終わった所でなぜかずっと放置してて、読み終わってないのが気持ち悪くなって、最後までちゃんと読みました。

読み終わった感想としては、「ふ〜ん」って感じでしたf^_^;いろんな大学の実状が知れて、その点では確かにおもしろかったんですが、そういことをストレートに書いていて印象が強かった分、論の展開が普通だと感じてしまいました汗

でもやはり、著者はいろんな大学を取材しているので、説得力はあるかな。すごくオススメというほどではないですが、読むとおもしろいんじゃないかなぁと思った1冊でしたラッキー
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