本の紹介です
森見登美彦さんの、
「夜は短し歩けよ乙女」という小説です。ベストセラーだったのか、結構長い間、本屋さんの目立つ場所に置かれていて、ずっと気になっていたんです。表紙が、レトロな感じでなかなかかわゆい本ですよ。
図書館にあったから借りたんですが、読むのに結構時間がかかってしまいましたf^_^;
…というのも、この小説、言い回しや文章が独特で、今までに読んだことない感じだったので、それに慣れるのに時間がかかってしまって。半分を越えたらあっという間だったんですけどね
全体を通して、レトロな雰囲気が漂う小説でした。使ってる言葉や場面設定、登場人物も、どこか現代の雰囲気とは違うものを想像させられましたね。とは言っても、昭和な感じともまた違う、森見ワールドが展開されていたように思います。
また登場人物がカワイイし愉快なんですよね。実際にこんな人たちがいたら「変な人」で片付けられてしまうのかもしれませんが、小説の中だとすごくそれが生きてて。こんな子がいたらお友達になりたいなって思うくらい親近感が湧きました。
どんなお話かは全然知らずに読んだんですが、言うなれば恋愛小説
でも、ファンタジーにも片足の半分くらい突っ込んでるかなっていう、愉快なお話でした
つまり何でもありな世界(笑)?これが合う人と合わない人とで、好き嫌いが分かれる小説かな、とも思うのですが、私は結構好きかも
冷静に読むと、「ストーカーじゃん!!」って突っ込みそうになりますが、ノンノン
。天命を待つのは人事を尽くしてからってことですよ
しかし、フィクションもフィクション、こんな世界はどこから生まれてくるんだ!?ってくらい突拍子もないものやことが次々と登場して、読んでて思わず笑ってしまうこともたくさんありました。森見さんは、妄想力、もとい想像力がとても豊かな方なんだなぁと思いました。
次は何を読もうかなぁ。また、読んだら書きます